SEO対策には複数の種類があり、それぞれの対策が必要です。ブログ記事などが馴染みのあるところですが、大きなサイトになるほど内部対策・テクニカルSEOの重要性が高まります。
SEO対策のチェックリストについて詳しく解説します。
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目次
- SEO対策の種類
- 検索エンジンの仕組み
- SEO対策チェックリスト26個[テクニカルSEO]
- 1. XMLサイトマップを設置する
- 2. Google Search Consoleからクロールリクエストを行う
- 3. robots.txtを設定する
- 4. パンくずリストを設置する
- 5. 内部リンクを最適化する
- 6. サイトのディレクトリ構造を整理する
- 7. リンク切れチェックを行う
- 8. サイトの更新頻度を上げる
- 9. ページネーションを設置する
- 10. 301リダイレクトを適切に使用する
- 11. URLを正規化する
- 12. タイトルタグを最適化する
- 13. メタディスクリプションを記述する
- 14. h1タグを最適化する
- 15. ページ内見出しを最適化する
- 16. 画像のalt属性を設置する
- 17. W3C標準に準拠したコーディングを行う
- 18. 構造化データをマークアップする
- 19. 重複コンテンツを回避する
- 20. noindexタグを設定する
- 21. ページの表示速度を高速化する
- 22. モバイルフレンドリー
- 23. SSL化を行う
- 24. 文字サイズを整える
- 25. 404エラーページを最適化する
- 26. 発リンクを最適化する
- SEO対策チェックリスト5個[コンテンツSEO]
- SEO対策チェックリスト5個[外部対策]
- SEO対策のよくある質問
- まとめ
SEO対策の種類
SEO対策は「内部対策(オンページSEO)」と「外部対策(オフページSEO)」に分かれます。そして内部対策の中には「テクニカルSEO」と「コンテンツSEO」があります。
それぞれの違いは以下のとおりです。
種類 | 内部対策 | 外部対策 | |
テクニカルSEO | コンテンツSEO | ||
範囲 | サイト内部 | サイト内部 | サイト外部 |
施策 | ・検索エンジンがサイトを正当に評価できるようにするための技術的な対策 ・ユーザビリティを向上させるための技術的な対策 | ・検索意図を満たし、独自性のある高品質なコンテンツの継続的な作成 ・E-E-A-Tの強化 | ・他社評価の獲得(被リンク・サイテーション・ソーシャルリンクなど) |
内部対策とは、サイトの内部構造やソースコードを整えるとともに、コンテンツを最適化して、検索エンジンがサイトを正しく評価できるようにし、検索順位を高めるための対策です。
外部対策とは、サイト外部からのSEO評価を高めるための対策です。例えば、被リンク、サイテーション、ソーシャルリンクなどの評価を高める施策が当てはまります。
テクニカルSEOとは、サイトの内部構造やソースコードを整えて検索順位を高めるための対策です。クローラー対策、インデックス対策、ページエクスペリエンス対策があります。
コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図を満たした良質なコンテンツを継続的に発信し、検索流入を増やすための対策です。
検索エンジンの仕組み
SEO対策全般を理解するためには検索エンジンの仕組みを理解しておくことも重要です。
検索エンジンとは、ユーザーが検索したキーワードに対して、関連性の高いサイトを探して表示するシステムのことです。
検索エンジンの仕組みは、次のとおりです。
①クローラーと呼ばれるプログラムがリンクをたどってWebサイトを巡回し、情報を収集します。
②クローラーが収集した情報を解析し、データベースに登録(インデックス)します。
③ユーザーが検索したときに、アルゴリズムに基づき、情報をランク付けして検索結果に表示します。
SEO対策チェックリスト26個[テクニカルSEO]
テクニカルSEO対策は、クローラー対策(1〜10)、インデックス対策(11〜20)、ページエクスペリエンス対策(21〜26)に分けられます。それぞれの対策を列挙して紹介します。
ここからはクローラー対策です。
1. XMLサイトマップを設置する
XMLサイトマップは、検索エンジンにサイトの構造を正確に伝えるためのファイルです。
XMLサイトマップは、サイト内のページをリスト化し、検索エンジンのクローラーに効率よく情報を伝えることができます。これによって、クローラーが漏れなくページをインデックスできるようになり、評価されやすくなります。
特に、大量のページを持つ大規模サイトや複雑な構造のサイトで有効です。
XMLサイトマップで伝えられる情報は以下になります。
・Webサイトの構造
・ページURL
・ページの関係性
・ページの最終更新日
・ページの更新頻度
2. Google Search Consoleからクロールリクエストを行う
Google Search Console(サーチコンソール)は、Googleが提供している無料ツールで、検索クエリのインプレッション数、クリック数、掲載順位などを分析できます。
クロールリクエストを行うことで、素早くページをインデックスさせ、検索結果に反映させることができます。
3. robots.txtを設定する
robots.txtは、ロボット型検索エンジンのクロール(巡回)を制御するためのファイルです。
主な設定目的は、指定したページをクロールしないようにすることです。
これにより、重要ページを優先的にクロールさせたり、メディアファイルを検索結果に表示させないようにしたりすることが可能です。
例えば、大規模サイトで上位表示の可能性が低く重要ではないページをクロールしないように設定することなどが考えられます。
4. パンくずリストを設置する
パンくずリストとは、サイトのページ階層構造を視覚的に表現したナビゲーションのことです。
サイト構造が明確になり、クローリングしやすくなるだけでなく、ユーザーがサイトのどこにアクセスしているか分かりやすくなり、利便性が向上します。
5. 内部リンクを最適化する
内部リンクとは、同じサイトのページをつなぐリンクのことです。
内部リンクが重要な理由としては以下があります。
・ユーザーの利便性が上がる
・ページ同士の関連性が明確になり、評価が上がる
例えば、ブログのカテゴリーページなどがあります。
6. サイトのディレクトリ構造を整理する
サイトのディレクトリ構造を整理することで、クローラーが効率よく巡回できるだけでなく、ユーザーや検索エンジンにサイトが分かりやすくなり、高い評価を受けやすくなります。
7. リンク切れチェックを行う
リンク切れとは、掲載URLにアクセスしてもページが表示されないことです。リンク先のページやサイトが削除されたり、URLの記入ミスなどが原因として考えられます。
リンク切れを防ぐことでユーザーの満足度が上がり、サイト評価が高まることが期待できます。
8. サイトの更新頻度を上げる
サイトの更新頻度を上げることで、クロールが増え、検索順位が上がりやすくなります。
SEOでは情報の鮮度も重要です。更新したページでは、鮮度の高い情報が掲載されていると考えられ、ユーザーにとってもメリットがあります。
例えば、法改正前の古い情報が掲載されたページより、法改正後の新しい情報が掲載されたページのほうが高く評価されやすいです。
9. ページネーションを設置する
ページネーションとは、「ページ割り」を意味し、情報を整理して伝えるためにページを分割する機能のことです。
ページを分割することで以下のメリットがあります。
・ユーザビリティが向上する
ページネーションによってクローラーがページを発見しやすくなったり、ユーザーが読みやすくなったりします。
10. 301リダイレクトを適切に使用する
301リダイレクトとは、URLが変更したときに行う転送処理で、恒久的な変更のあるときに使います。
SEO評価をそのまま引き継ぐことができるため、検索順位の低下を防ぐことができます。
ただ、SEOのためだけに別ドメインにコンテンツを移動して、301リダイレクトを行う場合には、ペナルティを受けるおそれがあります。
11. URLを正規化する
URLの正規化とは、同じ内容のページが重複する場合に、どのページを検索エンジンに評価してもらうのか示すための施策です。
重複した内容のページがあると、低評価を受けるおそれがあるためです。
よくある正規化されていないパターンは以下です。
https://uocc.co.jp/
https://www.uocc.co.jp/
https://uocc.co.jp/
https://uocc.co.jp/index.html
https://uocc.co.jp/
https://uocc.co.jp
https://uocc.co.jp
https://uocc.co.jp
12. タイトルタグを最適化する
最適なタイトルタグ(titleタグ)を設定することは、狙ったキーワードで上位表示させるために非常に重要です。
また、狙うキーワードが曖昧なままのページだとアクセスが増えません。
次の内容に注意して最適なものをつけてください。
・狙うキーワードを入れる
・タイトルは全角30文字以内が目安
・ページ内容と一致したものを付ける
・キーワードを詰め込みすぎない
・重要なキーワードは左側に書く
13. メタディスクリプションを記述する
メタディスクリプション(meta description)は、ページの概要をわかりやすく伝えるものです。
検索結果に表示される内容であるため、効果的な文章を設定することで、クリック率を高めることにも役立ちます。
次の内容に注意して最適なものを設定してください。
・狙うキーワードを含める
・クリックしたくなる文章にする
14. h1タグを最適化する
h1タグとは、ページ内で最も重要な見出し(大見出し)を意味するHTMLタグです。記事タイトルに用いられることもよくあります。
h1タグを使うときは以下のことに注意してください。
・狙うキーワードを入れる
・見出しタグで最初に使う
・デザインの調整で使わない
15. ページ内見出しを最適化する
ページ内見出し(h1〜h6)には適した使い方があります。無闇に使わずに最適化して使うようにしてください。
・h2〜h6は1ページ内で複数使用することができる。
・キーワードを意識して付ける
・長くしすぎない
16. 画像のalt属性を設置する
alt属性とは、画像の代わりとなるテキスト情報のことです。
適切に設定することで検索結果の画像欄に上位表示されやすくなります。
検索結果に表示される画像から記事にアクセスが来ることも狙えます。
17. W3C標準に準拠したコーディングを行う
W3C標準とは、World Wide Web Consortium(W3C)が勧告しているWeb技術(HTML、CSSなど)の国際標準規格のことです。
W3C標準に準拠したコーディングを行うことで、互換性が保証され、ブラウザごとで表示に違いが出ることを防げます。
ユーザビリティ向上や、検索エンジンの評価向上が期待できます。
18. 構造化データをマークアップする
構造化データとは、検索エンジン(Google)にページ情報をわかりやすく伝えるための専用コードです。
マークアップとは、構造化データをHTMLタグで実装することです。
これによって、検索エンジンが内容を理解しやすくなり、よりユーザーの興味を引く形で検索結果に表示させることが可能になります。
19. 重複コンテンツを回避する
重複コンテンツとは、自社サイトのみならず他サイトも含めて、同じコンテンツまたはほぼ同じコンテンツのページが異なるURLに存在することです。
以下のような場合に起こりがちです。
・動的ページが多く自動生成され、その中に似たページが存在する
重複コンテンツはペナルティのリスクや、被リンク評価の分散、クローリングの非効率化といったデメリットがあります。
重複コンテンツの生成を避けるだけでなく、すでに存在しないかチェックし、noindexや非公開化などの対策を行ってください。
20. noindexタグを設定する
noindexとは、ページをGoogleのインデックスから除外し、検索結果に表示されないようにするタグです。
noindexではクロールは行われるため、クロールされないようにするにはrobots.txtを設定する必要があります。
低品質ページなどをnoindexにすることで、サイト全体の評価を上げることができます。
21. ページの表示速度を高速化する
ページの表示速度はユーザー行動に影響を与えるだけでなく、Googleの検索アルゴリズムにも加えられています。
そのため、表示速度を高速化することがSEOでも重要です。
高速化では、Googleが提唱しているCore Web Vitals(コアウェブバイタル)という指標を参考にしてください。ユーザー エクスペリエンス(UX)を測定する指標で、以下の3つの要素があります。
Largest Contentful Paint(LCP) | 読み込みパフォーマンスの尺度。優れたユーザー エクスペリエンスを提供するには、ページの読み込み開始から 2.5 秒以内に LCP を実現するようにします。 |
Interaction to Next Paint(INP) | インタラクティブ性の尺度。優れたユーザー エクスペリエンスを提供するには、INP を 200 ミリ秒未満に収めるようにします。 |
Cumulative Layout Shift(CLS) | 視覚的安定性の尺度。優れたユーザー エクスペリエンスを提供するには、CLS スコアを 0.1 未満に収めるようにします。 |
※2024年3月以降、「First Input Delay(FID)」の代わりに上記の「Interaction to Next Paint(INP)」がCore Web Vitalsの一つになりました。
以下のページから計測が可能で、修正ポイントもわかります。
⇒PageSpeed Insights:https://pagespeed.web.dev/
22. モバイルフレンドリー
モバイルフレンドリーでは、スマートフォン(スマホ)での表示を最適化し、見やすく使いやすい状態にすることです。
現在はパソコンよりモバイルでサイトを閲覧する人のほうが多いため、重要性が増しています。
確認するには、Lighthouse(ライトハウス)と呼ばれる、Googleが無料で提供しているWebサイト診断ツールがおすすめです。Chromeの拡張機能として使えます。
23. SSL化を行う
SSL(Secure Sockets Layer)とは、Webサイトとユーザーのデータ通信を暗号化して、個人情報やクレジットカード番号などの重要データを保護する仕組みのことです。
SSL化は、Googleが推奨しており、していないとアクセス時に警告が出るため、アクセスが大きく落ちる可能性があります。
そのため、SEOではSSL化を行うことが重要です。
常時SSL化には、SSL証明書を導入しましょう。料金や内容は様々なので、各サービスの特徴を把握して選んでください。
24. 文字サイズを整える
文字サイズを整えることもユーザー体験を向上させるためには重要です。
文字サイズが適切でない場合、小さくして読みづらい、大きすぎて文章全体が読みづらい・スクロールがめんどくさい、といった事態が起こります。
また、高齢者のユーザーが多い場合には文字を大きめにしておいたほうがいいでしょう。
Googleが推奨するフォントサイズは、16pxです。実際のサイトでは14〜16pxが多く使われています。
25. 404エラーページを最適化する
404エラー(404 not found)とは、指定されたURLのページが見つからない場合に表示されるHTTPステータスコードのことです。
404エラーの原因としては、以下が考えられます。
・過去にそのページを削除していた
・新しいURLに切り替えていた
・URLの記入ミス
新しいURLがある場合や記入ミスの場合には、正しいURLに修正しましょう。リンク切れの場合は、新しい参照先を探したり、リンクを消したりしてください。
また、カスタム404ページを設置してユーザーに現在はそのページがないことをお知らせするのもひとつの方法です。
26. 発リンクを最適化する
発リンクとは、外部のサイトへ移動するリンクのことです。
自社サイト内の別ページへ移動するリンク(内部リンク)も発リンクですが、主に外部へのリンクについて語るときに使われる言葉です。
発リンクによってSEO評価が高まるわけではありませんが、適切な発リンクによって情報の信頼性を高めたり、滞在時間を増やしたりすることが可能です。
例えば、発リンクを使用するケースとして、政府の統計資料のデータを用いて、主張の客観的な根拠を示す場合が挙げられます。
SEO対策チェックリスト5個[コンテンツSEO]
内部対策の中のコンテンツSEOではどんなことをすべきなのか、チェックリスト形式で説明します。
1. 狙うキーワードを明確にする
コンテンツSEOでは、狙うキーワードを明確にして戦略を立てましょう。キーワードが曖昧なままタイトルを付けると、コンテンツがよくても上位表示せず、アクセスが増えません。
また、上位表示には狙うキーワードに適したコンテンツを作る必要があるため、コンテンツの作り方もクオリティが上がらないことになります。
キーワードは、以下を参考に決めましょう。
・検索しているユーザー心理
・競合
検索しているユーザーの心理を想像しましょう。自社とのビジネスで関係性が薄い場合は、アクセスが増えても売上にはなりません。
その場合は、そのキーワードでコンテンツを作ることを事前にやめる判断をすることが必要です。
2. キーワードを含む適切なタイトルを付ける
タイトルの付け方は重要です。titleタグのところでも説明しています。
タイトルの付け方を変えるだけで順位やアクセスが大きく変わることも少なくありません。
検索結果に表示されたときのクリック率にも影響を与えます。また、クリックされた後のコンテンツの読み進め方や滞在時間にも影響を与えるため、慎重に考えましょう。
例えば、クリック率を上げるために詐欺的なタイトルを付けると、企業の信頼性が下がり、滞在時間が短くなったり、商品やサービスへの売上にはつながりづらくなったりする可能性もあります。
3. 検索ニーズを満たすコンテンツを作成する
検索ニーズを満たすコンテンツを作成することは検索順位を上げるために重要です。
サイト運営側が与えたい情報ばかり書いても、ユーザーは嫌気が差してしまいます。そのため、ユーザーのことを考え、ユーザーのために情報を示すことが必要です。
コンテンツの内容については、キーワードごとの検索意図を知ることも大切です。
検索意図は次の4つに分類されます。狙うキーワードがどの検索意図に該当するかも確認しておきましょう。
Doクエリ:したい
Goクエリ:行きたい
Buyクエリ:買いたい
またキーワードによっては複数の検索ユーザー層がいる場合もあり、誰に向けてコンテンツを作るのか選択する必要が生じる場合もあります。
<具体例>
・「お腹 ぽっこり」というキーワードの場合
主に「ダイエットで悩んでいる人」と「お腹の症状で悩んでいる人」がいると考えられます。どちらに向けたコンテンツにするのかで記事内容は大きく変わるため、どちらにするか事前に決める必要があります。
4. 独自性のある内容にする
コンテンツSEOでは、独自性のある内容にすることも重要です。
独自性がなく、他の上位表示サイトと似たようなことしか書いていないのであれば、ユーザーにとって読む価値がありません。
またありきたりな内容であれば、AIの進化により、検索エンジンでは読まれなくなる可能性があります。
独自性のある内容にするには以下の方法があります。
・写真や動画を入れる
・アンケートなどの独自調査の結果を書く
・主観や考察を書く
・データを活用する
・監修してもらう
など
5. E-E-A-Tを高める
E-E-A-Tとは、GoogleがWebサイトの品質を評価する基準で、次の4つの頭文字をとったものです。
・Expertise(専門性)
・Authoritativeness(権威性)
・Trustworthiness(信頼性)
Google検索品質評価ガイドライン(Googleガイドライン)にも書かれています。
E-E-A-Tを高めるには次の方法があります。
・実体験を盛り込む
・信頼性の高いサイトの情報を活用・引用する
・最新情報を更新する
・ユーザーからの口コミを収集する
・サイト全体の透明性や安全性を維持する
・信頼できる専門機関と連携する
・運営者情報を掲載する
・高品質な被リンクを獲得する
・自分が経験者となる
・資格を得る
SEO対策チェックリスト5個[外部対策]
1. 高品質な被リンクを獲得する
被リンクはSEO効果が見込めるため、高品質な被リンクを獲得することが重要です。
①サイトやページの評価が上がる
②クローラビリティが上がる
ただ、どんな被リンクでも効果があるわけではなく、ペナルティにつながる被リンクもあります。例えば次のようなリンクです。
・スパムリンク
・リンク集ページからのリンク
・関係のないサイトからのリンク
など
高品質なリンクには例えば以下のようなものがあり、そのような被リンクを獲得することが重要です。
・コンテンツの関連性が高いサイトからのリンク
・自然なリンク
・専門性の高いサイトからのリンク
・オリジナリティの高いサイトからのリンク
・トラフィックが多いサイトからのリンク
など
2. SNSシェアボタンを設置する
SNSシェアボタンをページ内に設置することによって、いいねやシェアがされやすくなります。
SNSからのソーシャルリンクには、nofollow属性が付いているため、直接的なSEO効果は見込めません。
しかし、いいねやシェアが多数行われると、次のような間接的なSEO効果が見込めます。
・サイテーションが増える
・認知度が上がる
・被リンクの獲得チャンスが増える
※サイテーションとは、外部のWebサイトやSNSに、企業名やサイト名が掲載されることを意味します。
3. プレスリリースを活用する
プレスリリースとは、新しい情報やニュースを報道機関や一般に向けて公開するために作成する公式文書のことです。
自社のサービスや事例、調査内容、イベント、取り組みなどをお知らせするときに使います。
プレスリリースでは、PR TIMESなどのプレスリリースサイトを使いますが、nofollowリンクが付いていることが多いため、直接的なSEO効果はありません。
しかし、次のようなSEO効果が期待できます。
・プレスリリースを活用したニュースサイトから被リンクを獲得
・サイテーションが増える
・認知度が上がる
例えば、弊社事例でもプレスリリースがテレビに取り上げられ、認知度が向上したことがありました。
4. メディア露出を増やす
メディア露出を増やす行為は、広報の一環ですが、SEO対策にもなります。
会社紹介や社長のプロフィール紹介などの際に、被リンクを獲得できます。
また、知名度が上がり、指名検索が増えやすくなります。信頼性も高まるため、比較検討されずに商品やサービスが売れやすくなるでしょう。
5. 外部サイトへ寄稿する
専門的な知識のある会社などから寄稿を受けているサイトがあります。
寄稿した記事では、会社紹介などから被リンクを獲得できるケースが多いため、SEO対策にもなります。
また、知名度や信頼性も高まりやすくなります。
SEO対策のよくある質問
Q1. すべて対策できていないと上位表示できませんか?
すべての対策ができていなくても、上位表示することは可能です。サイトが大規模になればなるほど難易度も上がります。
すべてができているサイトは多くありません。重要度の高いもの、効果の高いものを見極め、取り組むことが大切です。
Q2. どれから取り組むのがいいですか?
テクニカルSEOから取り組むのがおすすめです。テクニカルSEOはサイトの土台になるもので、コンテンツSEOや外部対策の効果にも影響します。
ただし、技術的なことが絡むため、自社で難しい場合はSEOを正しく理解しているエンジニアやWebデザイナーがいる会社に依頼しましょう。
Q3. やってはいけないSEO対策はありますか?
やっても意味のないSEO対策などもいれると多々ありますが、ここではGoogleが明確にスパムポリシーでNGとしている内容を紹介します。
・隠しテキストと隠しリンクの不正使用
・キーワードの乱用
・リンクスパム
・大量生成されたコンテンツの不正使用(例:生成AIでユーザーへの価値を付加せずに大量のページを生成)
・スクレイピング
・不正なリダイレクト
・サイトの評判の不正使用(例:大手サイトのサブディレクトリでその会社と無関係の事業のアフィリエイトを行う)
まとめ
SEO対策はやることが多く、すべてをやりきるのは大変です。自社の状況に合わせて優先順位をつけ、費用対効果のよい施策から取り組んでいきましょう。