Googleの新機能である検索プロフィールとはどのような機能なのでしょうか。条件や効果などについて解説します。
Google検索プロフィールとは?
Googleの「検索プロフィール(Search profile)」とは、クリエイターやパブリッシャーがWebサイトやSNS、動画などの情報をGoogle検索上にまとめて表示できるプロフィール機能です。
2026年6月に米国で開始され、YouTube、Instagram、TikTok、Xなどで発信しているコンテンツを1つのプロフィールに集約できます。
プロフィールにはアイコン、自己紹介、Webサイト、SNSへのリンク、最新の記事・動画・SNS投稿などを掲載可能です。
Google検索のナレッジパネルやGoogle Discover、プロフィールの専用URLなどからアクセスでき、検索ユーザーに「この人・メディアは何を発信しているのか」をまとめて伝えられる仕組みです。
<アカウントの具体例>

引用元:Discover
作成条件はSNS3.5万人からに緩和
検索プロフィールを新規作成するには、YouTube・Instagram・Xのいずれかで35,000人以上、またはTikTokで10万人以上のフォロワー・登録者が必要です。
開始当初はYouTube・Instagram・Xが10万人、TikTokが30万人でしたが、2026年8月に条件が大幅に緩和されました。
すべてのSNSで条件を満たす必要はなく、対象となる4サービスのうち1つで基準を満たせば作成できます。このほか原則18歳以上であることや、Googleのコンテンツポリシーを満たすことも条件です。すでにGoogle検索にナレッジパネルがある場合は、Google側で検索プロフィールが自動生成されているケースもあります。
現在は米国限定、日本では新規作成できない
注意したいのは、2026年8月時点では検索プロフィールの新規作成は米国限定です。Google公式ヘルプにも「currently only available in the United States」と明記されています。
Googleは2026年6月の発表時から、将来的にはより多くの国やクリエイター、パブリッシャーへ対象を拡大するとしていますが、日本での正式な提供開始日はまだ発表されていません。
一方、GoogleがWeb上の情報からナレッジパネルやプロフィールを自動生成するケースもあるため、日本の企業や著名な発信者でも類似した表示が確認される可能性はあります。日本企業は今すぐ作成作業をするというより、国内展開に備えてSNSやWeb上の情報を整理しておく段階といえます。
検索順位が上がるSEO効果はない
SEO効果が気になるところですが、検索プロフィールを作成してもGoogle検索順位が直接上がるわけではありません。
Googleは公式FAQで、検索プロフィールの作成やプロフィール情報の変更は、Google検索やDiscoverにおけるコンテンツのランキングへ直接影響しないと説明しています。
そのため「検索プロフィールを作ればSEOに強くなる」「検索順位が上がる」といった説明は正確ではありません。
一方、検索結果で自社や著者について調べたユーザーにWebサイト、SNS、動画、最新コンテンツをまとめて提示できるため、指名検索時の情報発信やブランド理解を助ける効果は期待できます。SEO施策というより、Google上でブランドの見え方を管理する機能と考える方が適切です。
フォローされるとDiscoverで接触機会が増える可能性
検索プロフィールは、Google上でユーザーと継続的につながるための導線として活用できます。特に重要なのが「フォロー」機能です。
ユーザーが検索プロフィールからクリエイターやパブリッシャーをフォローすると、その後、その発信者のコンテンツがGoogle Discoverに表示される機会が増える場合があります。つまり、一度検索で見つけてもらって終わるのではなく、その後もDiscoverを通じて記事や動画、SNS投稿などを見てもらえる可能性が高まるということです。
また、検索プロフィールにはYouTubeやInstagram、X、TikTokなどのSNSアカウントを追加できます。Googleによると、連携したSNSで新しいコンテンツを投稿すると、通常は24時間以内に検索プロフィールへ反映されます。
そのため、検索プロフィールを見たユーザーは、公式サイトの記事だけでなく、動画やSNSの最新投稿までまとめて確認できます。複数の媒体で情報発信している企業やクリエイターにとっては、バラバラだった発信内容をGoogle検索上の1か所に集約できる点が大きなメリットです。
さらに、検索プロフィールの管理画面には「Insights」という分析機能が用意されています。
ここでは、プロフィール内のコンテンツが何回表示されたか、何回クリックされたか、どのコンテンツがよく見られているか、どの国のユーザーから閲覧・クリックされたかなどを確認できます。
つまり、単にプロフィールを作るだけでなく、Google検索やDiscover上で自分たちのコンテンツがどれくらい見られているかを把握し、今後の発信内容を改善できるのが特徴です。検索順位そのものを押し上げる機能ではありませんが、指名検索後の情報接触やDiscover経由の再接触を増やすという意味では、ブランド発信の新しい受け皿として活用できる可能性があります。
今後は「Webサイト+SNS」をまとめて管理する重要性が高まる
検索プロフィールの登場から見えてくるのは、Google検索で評価・表示される対象がWebページだけではなくなっていることです。
Googleは検索プロフィールにYouTube、Instagram、TikTok、Xなどを統合し、別途Search ConsoleでもSNSや動画プラットフォーム上のコンテンツを分析する仕組みを広げています。
日本ではまだ検索プロフィールを新規作成できませんが、企業名・ブランド名・著者名、Webサイト、SNSアカウントの名称や説明をできるだけ統一し、「誰が何について発信しているのか」をGoogleが理解しやすい状態にしておくことは今後さらに重要になりそうです。日本展開が始まった際にすぐ対応できるよう、自社のSNSフォロワー数やナレッジパネルの有無も確認しておきましょう。
参考情報:Google公式情報
・Google Search Help「Create a new Search profile」
・Google公式ブログ「A new profile to help publishers and creators highlight their work on Search」
・Google Search Help「Manage your Search profile」

