問い合わせフォームを活用した営業を代行してくれる会社の選び方や比較チェックリストなどについて詳しく説明します。
営業代行を探している方はぜひ参考にしてください。
目次
問い合わせフォーム営業代行会社の選び方
1. どこからどこまでの業務を依頼できるか
問い合わせフォーム営業といっても、リスト作成、DM文章作成、フォーム送信などの業務があります。
さらに相手にどういったオファーを行い、どのような流れで受注を増やすのか全体の設計を行うことも成果を出すためには重要です。
これらのどこまでをやってもらえるのか、アドバイスしてもらえるかは仕事を依頼するうえで重要です。自社に営業で仕事を獲得するノウハウがない場合は、全体の設計から手伝ってもらえる会社に依頼するのがいいでしょう。
2. 成果を伸ばすノウハウがあるか
フォーム送信の代行を依頼するだけでは、成果が出るかは自社次第となりますが、詳しい会社であれば、リスト作成・送信タイミング等でも知見があり、成果が出やすい方法を知っています。
DM文章作成やオファーの作り方など、成果を伸ばすためのノウハウがあり、質の高いものを制作してくれる会社に依頼できれば、仕事獲得につながりやすくなります。
3. 実績や事例があるか
実績や事例は、実力やノウハウがあるかの証明にもなります。
自社と同じジャンルやビジネスモデルの事例を持っているか、業界のことを詳しく理解しているかなどを確認し、依頼して問題ないか確認しましょう。
ビジネスモデルや業界が異なると、他で成果が出た方法と似たようなことをやっても成果が出ないことはよくあることです。
いくつかの質問を行うなどして、相手の実力がありそうか確認すると安心です。
問い合わせフォーム営業代行の料金相場
料金体系は企業やプランによって異なります。リスト数に応じた従量課金、成果報酬など様々なものがありますが、基本的な料金体系に応じた相場料金を以下に示します。
業務 | 内容 | 料金相場 |
リスト作成 | DMを行う企業等のリスト作成 | 1件10〜30円 |
フォーム送信 | 企業ホームページのフォームにDM送信 | 1件20〜60円 |
原稿作成 | DMを行う文章の作成 | 10000〜20000円 |
同じリスト作成やフォーム送信でも、品質は異なります。
・どのくらい質の高いリストか
・適切なフォームからDMを行っているか
など確認できると安心です。
例えば、企業のホームページで問い合わせ窓口を分けている場合や営業NGとしている場合などがありますが、これらを見分けて送っているか、対応は異なるでしょう。
問い合わせフォーム営業代行会社おすすめ7選
1. エンカレッジ
引用元:株式会社エンカレッジ
ロボットと手動のハイブリッド型の問い合わせフォーム営業を行っているため、より多くの企業にアプローチできます。
入力内容は作成してもらうことができ、ターゲットリストは無料作成。低価格から営業代行をお願いできます。
他にも企業の60万件の企業の代表メールアドレスに対して、1件1円でプロモーションができるサービスなど、お得なサービスが用意されています。
依頼可能な業務 | リスト作成 フォーム送信 原稿作成 レポート |
フォーム送信方法 | 自動+手動 |
料金 | リスト作成:完全無料 ロボット入力:1件5円税別 ハイブリッド(自動&手動)1件20円税別:入力完了のみ請求 |
初期費用 | – |
利用期間 | – |
2. KAITAK
引用元:KAITAK
KAITAK(カイタク)は、株式会社イメジンが提供するBtoB向けの伴走型営業支援サービスです。
フォーム営業だけでなく、電話でのフォローや手紙の郵送なども可能。
リスト精査、文面作成、戦略ミーティングなど様々な面から営業をバックアップしてくれます。
依頼可能な業務 | リスト作成 フォーム送信 原稿作成 架電 レポート 戦略ミーティング |
フォーム送信方法 | 自動+手動 |
料金 | トライアル:1万円税別(初回のみ) ライト:月額15万円税別 ベーシック:月額18万円税別 スタンダード:月額24万円税別 |
初期費用 | 0円 |
利用期間 | 12ヶ月〜 |
3. プロセルトラクション
引用元:株式会社プロセルトラクション
質の高いターゲットリスト作成からフォーム送信、架電、分析までワンストップで依頼できます。
フォーム文面の作成・改善もお願いでき、営業活動をひととおりお願いできるため、依頼者は商品やサービスの提供に集中できます。
また、1通から送信依頼ができるため、低価格から取り組み始められます。
依頼可能な業務 | リスト作成 フォーム送信 原稿作成 架電 レポート |
フォーム送信方法 | – |
料金 | 要問い合わせ |
初期費用 | – |
利用期間 | – |
4. アイランド・ブレイン
引用元:株式会社アイランド・ブレイン
3500社以上の営業サポートを行ってきた株式会社アイランド・ブレインの問い合わせフォーム営業代行サービス。
全国100施設以上の就労支援施設と提携し、手作業でフォーム送信を行うため、送信失敗や営業禁止リストへの送信を防ぐことができます。
お客様専用の好反応リストや原稿作成、PDCAを回して成果改善も依頼可能です。
依頼可能な業務 | リスト作成 フォーム送信 原稿作成 レポート |
フォーム送信方法 | 手動 |
料金 | リスト作成:0円フォーム 送信:1件20円税別 原稿作成:0円 |
初期費用 | 0円 |
利用期間 | – |
5. WEBAPO
引用元:WEBAPO
株式会社エージェントが提供するWEBAPO(ウェブアポ)は1件からフォーム送信が可能です。手動で送信完了率が高く、新規アポ獲得に役立ちます。
また決裁者とのアポが多いため、成約率向上につながります。
依頼可能な業務 | リスト作成 フォーム送信 原稿作成 |
フォーム送信方法 | 手動 |
料金 | サービス利用:月額11,000円税込 フォーム送信(営業リストなし):1件33円税込 フォーム送信(営業リスト付き):1件55円税込 文章添削・作成:1件33,000円税込 |
初期費用 | 55,000円税込 |
利用期間 | 1ヶ月から解約可能 |
6. テイクウェーブ
引用元:株式会社テイクウェーブ
株式会社テイクウェーブの「問合せフォーム入力代行」は、連絡先不明で企業名のみでもアプローチ可能です。
決裁者との商談が増え、高い受注率の実績あり。リモート営業推進に役立つサービスです。
依頼可能な業務 | リスト作成 フォーム送信 |
フォーム送信方法 | – |
料金 | フォーム送信:1通36円〜 |
初期費用 | – |
利用期間 | – |
7. SHINOBI MAIL
引用元:SHINOBI MAIL
株式会社MonteKeyが提供するSHINOBI MAIL(しのびメール)は、⼈⼒で質の⾼いフォーム営業を従量課⾦で利用できるサービスです。
独自スキームにより質の高いリスト作成ができ、営業先の社名や担当者名など、企業ごとに文章をカスタマイズして訴求することも可能です。
また、クリック企業名の特定もできるため、分析やアプローチに役立ちます。
依頼可能な業務 | リスト作成 フォーム送信 |
フォーム送信方法 | 手動 |
料金 | ベーシックプラン:1件30円 リスト作成プラン:1件35円 |
初期費用 | – |
利用期間 | – |
成果報酬型のフォーム営業代行会社おすすめ1選
1. オートアポ
引用元:オートアポ
株式会社ビズグランツが提供する「オートアポ」は、成果報酬型のフォーム営業代行サービス。営業リストは無料で作成してもらうことができ、アポが取れた件数分を成果報酬として支払うサービスです。
対象業種・エリア・原稿を送ると素早くコンタクトを開始してくれます。
依頼可能な業務 | リスト作成 フォーム送信 |
フォーム送信方法 | – |
料金 | アポ1件:8000円 |
初期費用 | – |
利用期間 | – |
問い合わせフォーム営業代行会社の比較チェックリスト
問い合わせフォーム営業をどこに依頼するか比較検討したい場合のチェックリストです。
・手動・自動
・費用
・リスト提供の有無
・文章作成の有無
・添削やアドバイスの有無
・報告レポートの有無
・アポの品質
チェックリスト | A社 | B社 | C社 |
DM送信の手動 or 自動 | |||
各業務の料金 | |||
リスト提供の有無 | |||
文章作成の有無 | |||
添削やアドバイスの有無 | |||
報告レポートの有無 | |||
アポの品質 |
お問い合わせフォーム営業とは?
お問い合わせフォーム営業とは、企業のホームページに設置されている問い合わせフォームを活用して営業活動を行う手法です。
特定の企業に対して、商品やサービスの提案を行うためのメッセージを送信します。
問い合わせフォーム営業と他の営業の違い
営業手法としてよく検討される、メール営業・電話営業との違いについて表にまとめています。
メリット | デメリット | |
問い合わせフォーム営業 | 開封率が高い コストが比較的安い | フォームがないと送れない |
メール営業 | 大量に短時間で送ることができる コストが安い | リストの質に依存する 届かないこともある |
電話営業 | 直接担当者と話せる 詳しい状況をヒアリングできる | 手間がかかる 話し手にスキルが必要 |
それぞれメリット・デメリットがありますが、問い合わせフォーム営業は効率の良い営業手法のひとつと言えます。
問い合わせフォーム営業のメリット
①見込み客に直接素早くアプローチできる
見込み客になりそうな会社を見つければ、フォームから直接かつ素早くアプローチできます。
相手の担当者や連絡先を知らない状態でもアプローチできるため、自社が考える適切な相手に情報を届けられます。
②多数の見込み客にアプローチできる
見込み客の会社のホームページURLのリストがあれば、アプローチできるため、多数の見込み客にアプローチできます。
ホームページを持っていない会社もまれにありますが、今はほとんどの会社がホームページを持っているので、アプローチ先に困ることはないでしょう。
③DMの開封率が高い
問い合わせフォームは、様々な人から連絡が来ますが、開封しないと内容がわからないことが多く、担当者の開封率は高くなります。
開封してもらえれば、提案が魅力的だった場合、商談につながる可能性は高くなるでしょう。
④コストが比較的安い
問い合わせフォーム営業は、電話営業やその他の営業手法と比べると、安い料金で取り組み始められます。
そのため、相手の反応を確認して修正して再度取り組むなど、継続的な営業手法としても使えます。
問い合わせフォーム営業のデメリット
①問い合わせフォームの入力に時間がかかる
問い合わせフォームは企業によって項目や入力内容が異なります。
多くの項目が必須になっている企業もあり、場合によっては入力に時間がかかります。
自動のツール等も出ていますが、どの程度対応できるかは問い合わせて確認する必要があるでしょう。
②信頼性が低下する可能性がある
問い合わせフォームからの営業をあまりよく思わない人もいます。その場合、信頼性やブランディングに悪影響を及ぼす可能性があります。
また送信先や送信内容によっても受け取り方は違うでしょう。相手にあまり関係のない商品やサービスを案内していたり、送信内容に失礼な内容があったりすれば、印象は悪くなります。
③フォームに入力しても適切な人に届いていない可能性がある
フォームから営業を行っても受け取ってほしい担当者が読んでいるとは限りません。
問い合わせ対応の人のみしか見ていない場合や、相手企業の一般のお客様用フォームから送ってしまってカスタマーサポートの人しか見ていない場合などもあるでしょう。
④フォーム営業だとアプローチできない会社もある
フォーム営業を行うには相手企業のホームページにフォームがないと実行できません。
以下のようにアプローチできない場合があります。
・ホームページにフォームを設置していない
・電話のみしか問い合わせ対応していない
・一般のお客様用のフォームしかない
・フォームに営業NGと書いてある
こういった企業にはフォーム営業でアプローチするのは難しいでしょう。
問い合わせフォーム営業代行を依頼するときの注意点
1. リストや文章を精査してくれるか
リストを元々保有している企業に依頼する場合、リストを提供してもらうのは難しくありませんが、リストの内容によっては有効ではない可能性もあります。
また自社がフォームから送る原稿作成に慣れていない場合、効果的な文章を作るのは簡単ではないでしょう。
このようなことから、リストや文章を精査してくれる営業代行の企業に依頼するのが成果につながりやすいです。自社でできる自信がある場合は、自社でできない部分だけ代行してもらえばいいでしょう。
2. 成果を検証してくれるか
ただフォーム送信等を代行してくれるだけでなく、反応率など成果のレポートや検証をしてくれる会社かどうか確認するといいでしょう。
次回以降行うときに改善するための材料になります。
計測ができるかどうか依頼前に確認しましょう。
3. アドバイスしてくれるか
成果のレポートなどを踏まえて、今後どうすべきかアドバイスしてくれる会社がおすすめです。
リスト、文章、商品やサービスのオファー方法など、全体にわたってチェックし、アドバイスしてもらえる場合、事業全体の改善やその他の広告改善にも役立ちます。
まとめ
問い合わせフォーム営業は、効率的な営業手法のひとつです。ただ、注意点もあります。
効果的な営業に取り組むときの参考にしてください。